自己点検・評価報告書

2020年度

Sun-A国際学院大江戸校

 

1.学校の理念・教育目標

理念:   21世紀の国際交流に寄与・貢献する

お互いを慈しみ理解し合い、国際交流を深め、平和な世界づくりを推進する

③生徒の思い出に残る充実した教育環境・交流を図る

④各国教育関係者の協力を得て、真に勉学に対する向上心や生活能力のある学習者を募集する

教育目標:学習者に対する愛情に溢れ、厳格な講師陣による日本語教育を実施する

教育環境・設備を充実させる

生活環境、生活指導を十二分にケアする

日本人の社会習慣及び道徳観の教育を盛り込む

 

2.評価項目の取り組み状況

(1) 理念・教育目標

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

学校の理念・教育目標は定められているか

・3・2・1

社会や学習者のニーズを踏まえた学校の将来構想を抱いているか

・3・2・1

学校の理念・教育目標などが学習者や保護者・紹介機関に周知されているか

④・3・2・1

本校は、母国のスタッフ・現地のスタッフ・保護者が連携を取り合って学習者を支えていくことが重要だと考えています。したがって、理念や教育目標は、当校の説明会や面接時に、また、紹介機関を通じて、学習者・保護者に周知できていると考えています。

 

(2) 学校運営

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

目的に沿った運営方針が策定されているか

・3・2・1

事業計画に沿った運営方針が策定されているか

4・③・2・1

運営組織や意思決定機能は、規則などにおいて明確化されているか、有効に機能しているか

・3・2・1

コロナウィルスの影響で、事業計画に沿った運営が厳しい状況ですが、新たな企画や経費削減などの対応で、学校運営を行っています。

基本的なルールを明確にし、どの職員が対応しても同じ対応になるように進めています。

 

 

(3) 教育活動

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

教育理念に沿った教育課程の編成・実施方針が策定されているか

・3・2・1

教育理念や学習者のニーズを踏まえた教育機関として、教育到達レベルの確認や補講などは明確にされているか

・3・2・1

学習者や時代のニーズに合ったカリキュラムや教育方法の工夫や開発などがされているか

4・③・2・1

学習者からの授業評価の実施及び評価体制はあるか

4・③・2・1

成績評価の基準は明確になっているか

・3・2・1

教職員の能力開発の為の研修などが行われているか

④・3・2・1

学習者の目標まで日本語力を向上させるために、様々な取り組みを行っています。日本語レベルに応じたクラス編成、レベルに適した教材を使用して授業時間を有効活用しています。新規採用の教員に対しては、教案チェックや模擬授業など細かい研修を設けています。また、定期的に教務ミーティングも実施しています。

 

(4) 学習成果

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

進路決定率の向上が図れているか

④・3・2・1

卒業生・在校生の社会的な活躍及び評価を把握しているか

4・③・2・1

日本語能力試験や日本留学試験の結果を把握し分析しているか

・3・2・1

日々の学習成果を確認しているか

・3・2・1

コロナウィルス感染拡大防止のための休校・短縮授業・オンライン授業への変更等を行った影響で、例年に比べてカリキュラム未消化部分がありましたが、ほとんどの学習者が補講や課題などの対応によって進学レベルまで到達できました。一部の学習者は学習期間延長を希望し、継続して在籍しています。次年度の目標達成を目指して既に個々の志望に合わせた指導を始めています。

 

(5) 学生支援

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

進路に関する支援体制は整備されているか

・3・2・1

学習者からの相談に関する体制は整備されているか

・3・2・1

学習者の経済的側面に対する支援体制は整備されているか

・3・2・1

学習者の健康管理を担う組織体制はあるか

・3・2・1

学習者の生活環境への支援は行われているか

・3・2・1

教務・事務が一体となっての学習者の進路指導・支援体制を行っています。学校助成金・2年目以降の学費分納制度など学習者の経済的援助を行っています。 コロナウィルスの影響によりアルバイトの時間が少なくなるなど経済的に苦しい学習者もいましたが、JASSO から助成金が支給されたおかげで、食事面でのフォローを実施することができました。 入学後に体調不良を訴える学習者に対しては、各言語のスタッフが医療機関まで連れて行くなどの支援を行っています。

 

(6)教育環境

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

学校の施設・設備が十分かつ安全に整備されているか

・3・2・1

教材・蔵書は適切か

・3・2・1

学力向上を図るための環境整備がなされているか

・3・2・1

周辺環境が静かで駅からのアクセスも良く、「日本語教育機関の運営に関する基準」および、「日本語教育機関審査内規」の内容に適合した整備を行っています。また、自習できる環境も整えています。

 

(7)入学者の募集

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

学習者募集活動は適正に行われているか

・3・2・1

学習者募集活動において、教育成果や学習指導状況が正確に伝えられているか

・3・2・1

学納金は妥当なものとなっているか

・3・2・1

本校では、学習者募集について、当校の母国語のスタッフ・現地のスタッフ・紹介機関と連携して行っております。入学希望者の選考にあたり必ず現地またはオンラインでの面接(可能な限り保護者同伴)を行い、学力、支弁能力、勉学意欲があるかの基準を設け、適切に行っています。納金は、妥当な金額であると考えており、経済的理由による分納制度など、学生に負担が掛かりすぎないよう努めています。

しかし、コロナウィルスの影響により現地訪問を含め、留学生全体の募集について、今年度は厳しい状況が続いています。

 

(8)財務

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

中長期的に学校の財務基盤は安定しているといえるか

4・・2・1

予算・収支計画は有効かつ妥当なものとなっているか

4・・2・1

財務について会計監査が適正に行われているか

・3・2・1

監査役が適切に監査しています。

また、設立前から税理事務所に委託し、連携体制をとり、適切な会計を行っています。

しかし、コロナウィルスの影響で募集が困難になり、新入生が入国できない状況下では収入面において 例年より厳しい状況になっているため、支出について見直しを図り改善する努力を行っています

 

(9)法令遵守

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

出入国管理及び難民認定法令及び各種関連法令等の遵守と適切な運営を行っているか

④・3・2・1

教職員のコンプライアンス意識を高めるための取組を行っている

4・・2・1

個人情報保護のための対策がとられている

4・・2・1

法令等の遵守については会議の際に徹底しています。個人情報保護に関しては、個人情報に関する書類を細心の注意を払って廃棄することを徹底しています。

 

 

 

 

 

(10)社会貢献・地域貢献

評価項目

適切4・ほぼ適切3・

やや不適切2・不適切1

学校の教育資源や施設を活用した社会貢献・地域貢献を行っているか

4・・2・1

学習者のボランティア活動を奨励・支援しているか

4・・2・1

地域や関連行政との交流や情報交換を行っているか

④・3・2・1

正月行事の書初めでは筆の扱いを、浴衣祭りでは浴衣の着付けを、学習者への指導を地域の方々に依頼しています。日本語のみならず、地域の方々との交流を通して日本文化を身近なものに感じられるよう努めています。

 

 

 

 

2021年4月23日